厚生労働省は1日、医薬品・医療機器等安全性情報(No.378)を公表した。安全性情報では、添付文書(使用上の注意)の改訂を指導した、抗悪性腫瘍剤の「ニボルマブ(遺伝子組換え)」(オプジーボ点滴静注20mgなど)の副作用の経過と処置を取り上げ、医療関係者に注意を促している。【新井哉】
ニボルマブを巡っては、11月の添付文書改訂で、「重大な副作用」の項に、「劇症肝炎」を追記していた。直近約3年5カ月(2017年4月-20年8月)の副作用報告で因果関係が否定できない劇症肝炎関連症例が3例(死亡は3例)あった。過去1年間の推定使用患者数は約1万9,000人。
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