厚生労働省は、介護療養型医療施設等から介護医療院への移行を円滑かつ早期に行うため、2018年度介護報酬改定で新設した「移行定着支援加算」(93単位/日)を、21年3月31日で廃止する方針を26日の社会保障審議会・介護給付費分科会に示した。また、介護療養型医療施設について、23年度末の廃止期限までに介護医療院への移行等が確実に行われるよう、検討状況の報告を義務付けて、期限までに報告されない場合は次の期限までの間、基本報酬を減額する考え。【齋藤栄子】
移行定着支援加算は当初、算定期限を21年3月31日としていたが、介護医療院開設に当たり有効な支援策だとする事業所が多いなどの理由から、期限の延長を検討していた。厚労省は、介護医療院が全国都道府県で開設されており、一定の認知度は有しているとの考えから、期限通りで廃止する意向を示した。
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