厚生労働省は、マイナンバーカードを用いた社会保障関連資格の届出の簡素化や申請手続きのオンライン化などを、早ければ2024年度に開始する方針を示した。こうした仕組みにより、資格取得者の利便性の向上や、社会保障分野の担い手の確保などにつなげたい考え。【松村秀士】
社会保障関連の資格の諸手続きに関しては現在、紙媒体で処理されている。そのため、資格取得時の申請や取得後に免許情報の変更がある場合には紙媒体での申請が求められたり、資格所有者の死亡時にその家族らが本人の戸籍を取り寄せて手続きを行う必要があったりするなど、幾つかの課題がある。
こうした状況を踏まえ、厚労省は、▽マイナンバーカードを用いた資格登録の簡素化や申請のオンライン化▽マイナポータルを活用した資格所持の証明や提示▽マイナンバー制度を利活用した人材活用-といった仕組みの導入を目指す=図=。
(残り329字 / 全703字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】