厚生労働省は18日、2023年度以降の大学医学部の総定員を、段階的に減らすことを「医療従事者の需給に関する検討会」の医師需給分科会に提案し、了承された。将来的に医師の数が過剰になるのを防ぐのが狙い。どのように減らすかは、次回以降、議論を深める。【松村秀士】
同省は18日の会合で、これまでの議論などを踏まえ、今後の地域枠の設置などに関する考え方を示した。
具体的には、地域での医師の確保を図るため、23年度以降の医学部の地域枠については各地の実情に応じて増員を進める一方、医学部の総定員は臨時定員(20年度は933人)を含めて減らす。また、劇的な変化に伴う都道府県の医療提供体制や大学への影響を考慮し、定員数の変更を段階的に行うことを提案した=図=。
(残り557字 / 全880字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】