厚生労働省は、13日に開かれた精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築に係る検討会の第3回精神科救急医療体制整備に係るワーキンググループの会合で、これまでの議論などを取りまとめた報告書の素案を示した。素案では、精神障害にも対応した地域包括ケアシステムにおける精神科救急医療体制の「位置づけと考え方」「求められる体制」の2項目に分け、今後の取り組みなどを提案している。【新井哉】
「位置づけと考え方」では、精神科救急医療体制整備における基本的な考え方を整理したり、対象者を想定したりしている。具体的には、精神科救急医療体制には、空白地帯の許されないセーフティネットとしての役割が求められることを挙げ、「精神科救急医療体制以外の他のケアシステムや保健、医療、障害福祉、介護等のサービスと連動しながら、地域全体を公平にカバーすることを目指すべきである」などとしている。
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