社会保障審議会の医療保険部会は12日、75歳以上の後期高齢者で現役並みの所得があるとする判断基準を当面見直さないことを決めた。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、基準の算定の基となる現役世代の2020年度の収入を現時点で把握できないため。【松村秀士】
同部会後、厚生労働省の担当者は、「年内には結論を出せない」とし、同部会が年末までに行う取りまとめに判断基準の見直しを盛り込まない考えを示した。
■基準該当者は約130万人
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