東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第19回)が12日、都庁で開かれた。公表された「専門家によるモニタリングコメント・意見」では、「今週の状況を急速な感染拡大の始まりと捉え、今後の深刻な状況を見据えた入院・宿泊療養の体制の確保や陽性者の重症度・緊急度に応じた療養先選定のあり方を早急に検討する必要がある」との見解を示している。【新井哉】
コメント・意見では、11日時点の入院患者数について、前回(4日時点)の1,040人から1,076人となったことなどを取り上げ、「入院患者数は依然1,000人前後で推移しており、入院が必要な患者の急増にも対応できる病床の確保が必要である」と指摘。また、陽性者以外にも、陽性者と同様の感染防御対策と個室での管理が必要な疑い患者を「1日当たり、都内全域で約150人程度受け入れている」と説明している。
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