厚生労働省はこのほど、医薬品・医療機器等安全性情報(No.377)を公表した。安全性情報では、添付文書(使用上の注意)の改訂を指導した、消化性潰瘍用剤の「ボノプラザンフマル酸塩」(タケキャブ錠10mg、同20mg)の副作用の経過と処置を取り上げ、医療関係者に注意を促している。【新井哉】
ボノプラザンフマル酸塩を巡っては、10月の添付文書改訂で、「重大な副作用」の項に、「ショック、アナフィラキシー」と「肝機能障害」を追記していた。直近約3年(2017年4月-20年3月)の副作用報告で因果関係が否定できないショック、アナフィラキシー関連症例が1例(死亡はなし)あった。過去1年間の推定使用患者数は約1,400万人。
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