東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第17回)が29日、都庁で開かれた。公表された「専門家によるモニタリングコメント・意見」では、新規陽性者数の増加比について、100%を下回る水準であるものの、減少の速度は緩やかであることを指摘。「現時点で、欧米のような急激な感染拡大は認めていないが、院内感染・施設内感染などで数十人規模のクラスターが複数発生しており、増加比が再び100%を超えることへの警戒が必要である」との見解を示している。【新井哉】
コメント・意見では、28日時点の入院患者数について、前回(14日時点)の990人から951人となったことなどに触れ、「入院患者数は10月に入ってから1,000人前後で推移しており、入院患者数の急増にも対応できる病床の確保が依然として必要な状況である」としている。
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