厚生労働省は22日、中央社会保険医療協議会の「入院医療等の調査・評価分科会」で、入院医療に関する2020年度調査の結果を、早ければ年明けにも公表することを明らかにした。この調査で新型コロナウイルス感染症への対応状況や感染者の有無などを聞く方針も示した。【松村秀士】
同省は20年度調査で、無作為に抽出した医療機関(約6,200施設)に対して施設調査票・病棟調査票・患者票を配布し、20年度の診療報酬改定後の入院医療の影響を調べる。また、医療資源の少ない地域にある医療機関(10施設)へのヒアリングも行う。
調査項目は、▽一般病棟入院基本料等における「重症度、医療・看護必要度」の施設基準▽地域包括ケア病棟入院料・回復期リハビリテーション病棟入院料の実績要件▽療養病棟入院基本料といった慢性期入院医療における評価-の見直しの影響など。
■オンライン診療の要件緩和の影響も把握へ
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