厚生労働省は14日の「介護保険福祉用具・住宅改修評価検討会」で、新たに介護保険の給付対象となる福祉用具の種目や種類を評価・検討する際に用いるチェックリストの様式案を示した。今後、開発企業などから新たな種目・種類の追加要望などがあった際、この内容に沿ってその妥当性を判断する。2020年度内に行う次回評価は、様式案に構成員の意見を反映させたものに沿って行う。【吉木ちひろ】
同検討会は、介護保険の給付対象となる福祉用具・住宅改修の新たな種目・種類の追加や拡充について、妥当性や内容を評価してきた。福祉用具についての評価はこれまで、1998年の医療保険福祉審議会で示された「介護保険制度における福祉用具の範囲の考え方」に示されている7項目=図=に沿って行ってきた。しかし、開発企業などから「申請に対してどの項目によって保険給付の可否が判断されているのか不明確」などの指摘があったため、2020年度は評価・検討方法について「有効性」「安全性」「保険適用の合理性」の3つの観点から考え方の整理を集中的に進めてきた。
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