介護保険サービス利用者の約4人に1人の居宅サービス計画(ケアプラン)が、1年間で内容が同じだったとする調査結果を、財務省が公表した。要介護度別でも同様の結果だった。同省は、「利用者負担を設定することで、利用者自身がケアマネジメントの質に関心を持つようにすることも考えられるのではないか」と指摘している。【松村秀士】
財務省は、全国の全ての介護保険者を対象に2018、19年の各4月分のケアプランの内容を調査。1,420の介護保険者から回答を得た。有効回答数は1万2,603件だった。
それによると、有効回答数の25.5%が、1年間で内容が全く同じだった。要介護度別で見ても、「要支援1・2」が27.4%、「要介護1・2」は24.7%、「要介護3-5」は24.4%で、約4人に1人の割合でケアプランが1年間変わっていなかった。
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