厚生労働省は9日、社会保障審議会・介護給付費分科会に、「介護報酬改定に向けた基本的な視点」の案を示した。改定に当たっての基本認識とこれに基づいた5つの基本的な視点についてまとめられ、視点は分野横断的テーマに沿って整理された。最終的には、年末の審議報告の中に盛り込まれる。【齋藤栄子】
改定に当たっての基本認識は、▽感染症や災害への対応力強化▽各地域の特性に応じた地域包括ケアシステムの推進▽質の高いサービス提供のための評価や科学的介護の実現に向けた環境整備▽総合的な介護人材確保対策や介護現場の革新▽必要なサービスを確保し適正化・重点化を図り、制度の安定性・持続可能性を高めていく-などの考えが盛り込まれた=資料=。
資料「令和3年度介護報酬改定に向けた基本的な視点(案)概要」厚労省資料より
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