厚生労働省は6日、医療用医薬品の添付文書(使用上の注意)改訂の指示を出した。改訂の対象となった主な医薬品は以下の通り。【新井哉】
〔ボノプラザンフマル酸塩〕商品名はタケキャブ錠10mg、同錠20mg。胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍または十二指腸潰瘍の再発抑制、非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍または十二指腸潰瘍の再発抑制、胃腸炎などにおけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助に効能・効果がある。「重大な副作用」の項に「ショック、アナフィラキシー」「肝機能障害」を追記する。ボノプラザンフマル酸塩の国内症例が集積したことから、専門委員の意見も踏まえ、改訂することが適切と判断した。直近3年度の国内症例の集積状況に関しては、ショック、アナフィラキシー関連症例が8例(死亡症例はゼロ)あり、このうち医薬品と事象との因果関係が否定できない症例が1例あった。また、肝機能障害関連症例が39例(死亡症例は4例)あり、このうち医薬品と事象との因果関係が否定できない症例が7例(死亡症例はゼロ)あった。
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