医薬品医療機器総合機構(PMDA)は10日、在宅での人工呼吸器などの使用に関する注意喚起をホームページに掲載した。総務省の実験で、携帯電話(スマートフォン、タブレットを含む)から出る電波が人工呼吸器などの作動に影響を与える恐れがあると判明したことを記載。医療スタッフに対し、携帯電話端末などの電波によると思われる人工呼吸器などの動作不良が生じた場合、医療機器メーカーの担当者に連絡するよう促している。【新井哉】
PMDAによると、携帯電話端末から発せられる電波による医療機器の動作への影響について、総務省が検証実験を行った結果、携帯電話端末を極めて接近させた際に、成人用人工呼吸器や二相式気道陽圧ユニットが、携帯電話端末からの電波の発射を患者の自発呼吸であると誤って検知する事象が観察された。
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