全国健康保険協会(協会けんぽ)は、2019年度の黒字額が5,399億円になるとの決算見込みを発表した。協会による医療保険の運営が始まった08年度以降、被保険者数が最も高い伸び率で増加したことなどにより、保険料収入が増えた。【吉木ちひろ】
協会けんぽによると、国庫補助などを含めた収入総額は18年度と比べて5.1%増の10兆8,697億円だった。19年度の被保険者が18年度と比べて4.4%増加したことや、被保険者の賃金が0.7%増加したことなどが主な要因としている。ただし、増加した被保険者数の伸び4.4%のうち、2.1%は人材派遣健康保険組合など大規模健康保険組合の解散による一時的な影響によるもの。
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