厚生労働省の社会医療診療行為別統計によると、2019年6月審査分(5月診療分)の診療報酬明細書(レセプト)では、調剤基本料の算定が前年同月審査分から軒並み減少していた。調剤基本料全体では3.8%の減。地域医療に貢献する薬局への評価として18年度に新設された「地域支援体制加算」の算定は4.6%増の2,284万2,537回だった。また、内服薬が6種類以上の処方の変更を提案し、減薬の実績を評価する服用薬剤調整支援科は293回のみ。後発医薬品調剤体制加算は、より高い点数へのシフトが進んだことを示唆する結果だった。【兼松昭夫】
ただ、実際に診療が行われた19年5月は18年同月より平日が2日少なく、それによる処方箋枚数の減少も算定回数に影響したとみられる。
厚労省が6月24日に公表した19年社会医療診療行為別統計によると、同年6月審査分の診療報酬明細書(レセプト)での調剤基本料1の算定は5,069万6,511回で、前年同月審査分から1.6%減少していた。
それ以外の調剤基本料の算定は、基本料2が481万9,847回(9.0%減)、基本料3イが417万4,829回(5.5%減)、基本料3ロが541万9,822回(1.4%減)。いわゆる「同一敷地内薬局」への評価として、18年度の診療報酬改定で新設された特別調剤基本料は34.4%減の17万4,448回。調剤基本料全体では6,535万7,774回(2.6%減)だった=表=。
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