厚生労働省の患者申出療養評価会議は25日、臨床研究中核病院が作成した総括報告書の「評価表」についても議論した。患者申出療養として実施される医療技術の実施期間が終了し、同会議で保険収載に必要な事項等について審議する際の評価項目などを見直す。構成員からの指摘を踏まえ、次回会議で事務局が修正案を示す。【吉木ちひろ】
同会議では、患者申出療養制度を使って実施された医療技術について、実施期間が終了した際に臨床研究中核病院に対して総括報告書の提出を求め、保険収載に必要な事項などについて審議する。症例が少ない疾患に対する先進的な医療技術の評価を行うことなどを目的とした制度の趣旨に対して、審議の際に用いられる「評価表」については、統計学的な評価をすることを前提とした形式になっていることから「適正な評価ができないのではないか」などと同会議で指摘されていた。
(残り349字 / 全722字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】
【関連キーワード】