厚生労働省が24日発表した2019年社会医療診療行為別統計によると、分業率を示す院外処方率は、病院が79.5%となり、病院の80%分業時代突入が目前の状況となった。19年6月審査分の結果だ。診療所は75.7%で、病院・診療所の総数は76.6%。【ライター 設楽幸雄】
院外処方率は、処方箋料の算定回数を、処方料の算定回数と処方箋料の算定回数の合計で割ったもの。社会医療診療行為別統計は、全国の医療機関から提出されたレセプトの6月審査分の結果を集計・分析している。従って、推計ではなく実数だ。
病院の院外処方率は79.5%で、80%が目前になったが、1年前に比べると0.3ポイントの増加にとどまった。
(残り509字 / 全805字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】