厚生労働省は16日、医薬品・医療機器等安全性情報(No.373)を公表した。安全性情報では、添付文書(使用上の注意)の改訂を指導した、前立腺癌治療剤「アパルタミド」(アーリーダ錠60mg)の副作用の経過と処置を取り上げ、医療関係者に注意を促している。【新井哉】
アーリーダ錠を巡っては、5月の添付文書改訂で、「重大な副作用」の項の「重度の皮膚障害」に「中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)」を追記していた。直近約11カ月(2019年5月-20年3月)の副作用報告で因果関係が否定できない「中毒性表皮壊死融解症」の関連症例が2例(死亡は1例)あった。過去1年間の推定使用患者数は約15万人。
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