厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部は22日、新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS)に関する事務連絡を、都道府県、保健所設置市、特別区に出した。同システムの5月中の利用開始に向けて準備するよう求めている。国による保健所などに対する照会の事務負担を軽減する狙いもある。【新井哉】
事務連絡の別添では、導入の目的や機能の概要、個人情報保護などを取り上げている。例えば、導入の目的については、国内の患者数の増加により事務量が増加しているほか、軽症者らの宿泊療養や自宅療養の実施に伴い、患者の居所が多様化していることなどに触れ、「より効率的に患者等に関する情報を収集し、地域の関係者あるいは必要に応じて地域外の関係者の間で共有できるようにするため、新たな情報把握・管理システムを開発・導入することとした」としている。
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