日本薬剤師会(日薬)は20日、薬局への財政支援を求める要望書を改めて厚生労働省に提出した。新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって、薬局の経営も大きな打撃を受けており、このままでは赤字経営の薬局が3割を超える状況になると予測。具体的な支援策を求めている。【松村秀士】
日薬が、新型コロナの影響を踏まえた要望書を厚労省に提出したのは、4月30日に続いて2回目。今回の要望も、▽薬局経営に対する財政支援▽医薬品供給の安定的な確保と薬価改定の延期-の2点だが、薬局経営の現状を表すデータを示した上で、より具体的な支援策を求めた。
薬局経営については、新型コロナの感染が拡大している中、前年度と比べて毎月、平均20%の減収で、このままでは年間損益差額がマイナス(赤字経営)の薬局が30%を超える状況になると予測している。
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