国家戦略特別区域諮問会議は19日、追加の規制改革事項として、新型コロナウイルス感染症拡大に対応して実施しているオンライン診療の時限的・特例的措置の継続実施について議論。緊急事態宣言解除後の「新しい生活様式」の中でも、定着すべき事項について、年内を目途に検討することとした。安倍晋三首相は、「オンライン診療をはじめ、遠隔対応を一気に進めることで、未来を先取りするような新たな日常を作り上げていきたい」と発言。北村誠吾規制改革担当相に取り組みを指示した。【ライター 設楽幸雄】
19日の国家戦略特区諮問会議は、この追加の規制改革事項を主要議題として開催。提示された改革案が「オンライン診療に係る時限的・特例的措置の継続的実施」だった。
具体的には、▽4月10日付厚生労働省事務連絡による「時限的・特例的な取り扱い」で可能となった取り扱いについて、緊急事態宣言の解除後も引き続き効力を有すると確認する▽「新しい生活様式」の定着を図る中で具体的ニーズや課題を踏まえた上で、同取り扱いのうち、医療の現場に定着すべき所要の措置について、年内を目途として検討を行う-というもの。
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