厚生労働省は19日、同省の研究班が策定した「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き」の第2版を公表した。約2カ月前にまとめた第1版に、医療者が感染患者の重症度を評価するための基準やその診療方法、留意点などを追記している。【松村秀士】
この手引きは、新型コロナウイルス感染症に関する現時点での情報を整理したもので、医療者らに活用してもらうのが策定の目的。第2版には、医療者が感染症状の程度を判断する際の基準となる「重症度分類」の図表を盛り込んでいる。
それによると、患者の血中の酸素飽和度(SpO2)が、▽「96%以上」は軽症▽「93%超-96%未満」は中等症I(呼吸不全なし)▽「93%以下」は中等症II(呼吸不全あり)-と評価。患者のICUへの入室や人工呼吸器が必要であれば、重症と判断する。
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