厚生労働省は、新型コロナウイルス感染症を対象とする医薬品や医療機器については、「最優先で審査または調査を行う」こととし、医薬品審査管理課長と医療機器審査管理課長の連名通知を12日付で出した。その第1号として、新型コロナウイルス感染症の迅速診断検査薬「SARS-CoV-2抗原検出」を13日に承認し、同日中に中央社会保険医療協議会・総会の了承を得て保険適用した。5月中に承認の考えを示しているアビガンも同様の対応を行うことになるとみられる。【ライター 設楽幸雄】
通知は、「最優先で審査または調査を行う」とともに、企業からの承認申請データに関して、「厚生労働科学研究費補助金等の公的な研究事業により実施される研究成果」についても、一定の有効性・安全性が確認されていれば、医薬品医療機器等法が求める臨床試験の資料を提出しない合理的理由に該当する可能性があるとした。
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