中央社会保険医療協議会は13日の総会で、角膜上皮幹細胞疲弊症に対して新規再生医療等製品の自家培養角膜上皮細胞を移植する、ジャパン・ティッシュ・エンジニアリングの「ネピック」を、特定保険医療材料として保険適用することを了承した。保険償還価格は、組織運搬セットが428万円、培養角膜上皮パッケージが547万円。費用対効果評価は対象外となった。【ライター 設楽幸雄】
対象となるのは、角膜上皮幹細胞疲弊症で、重症度ステージIIA、IIBまたはIIIの患者で、片目につき1回限り。
また、眼科経験5年以上、かつ角膜移植術5例以上の実施経験を持つ常勤医師で、自家培養角膜上皮の適応、角膜上皮幹細胞疲弊症の重症度判定、角膜採取法、移植方法の内容を含む研修を修了している医師であることが要件とされた。
(残り330字 / 全670字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】