厚生労働省は、医療情報化支援基金による医療機関や薬局への補助の上限額などを公表した。病院が顔認証付きカードリーダーを購入する場合、1台当たり最大で9.9万円を補助するほか、オンライン資格確認の導入に必要なレセプトコンピューターや電子カルテシステムといった既存システムの改修などに対しては、カードリーダーを3台購入すれば最大100万円程度を補助する。厚労省では、6月ごろにカードリーダーの申し込み受け付けを開始。11月ごろから、補助申請の受け付けを始める予定。【松村秀士】
オンライン資格確認導入分の同支援基金については、2019年度予算で150億円、20年度予算案では768億円が計上されており、厚労省は基金による補助の上限額や補助率を決めた。
病院や診療所、大型チェーン薬局(グループ内の処方箋受け付けが月4万回以上)、それ以外の薬局が顔認証付きカードリーダーを1台購入すれば、9.9万円を上限に補助。病院に関しては、2台購入すれば19.8万円、3台では29.7万円をそれぞれ上限に補助する。
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