厚生労働省は18日、医薬品・医療機器等安全性情報(No.370)を公表した。安全性情報では、添付文書(使用上の注意)の改訂を指導した、糖尿病用剤「イプラグリフロジン L-プロリン」(スーグラ錠25mg、同50mg)の副作用の経過と処置を取り上げ、医療関係者に注意を促している。【新井哉】
スーグラ錠を巡っては、1月の添付文書改訂で、「重大な副作用」の項に「ショック、アナフィラキシー」を追記していた。直近約3年7カ月(2016年4月-19年10月)の副作用報告で因果関係が否定できない「ショック、アナフィラキシー」の関連症例が2例(死亡はゼロ)あった。過去1年間の推定使用患者数は約37万人。
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