厚生労働省は12日、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」の検疫に対応した検疫官1人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。この検疫官は入院して治療を始めており、濃厚接触者についても、外出を自粛するよう指示したという。こうした事態を受け、厚労省は「必要な対策の徹底」に努める方針だ。【新井哉】
検疫官が従事していた、新型コロナウイルス感染を疑う患者の検体採取を巡っては、国立感染症研究所がマニュアル(10日更新)を公表している。それによると、現行の病原体検査(PCR)では、下気道由来検体(喀痰もしくは気管吸引液)と咽頭ぬぐい液を検査する。
(残り365字 / 全636字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】