中央社会保険医療協議会は31日、答申の附帯意見の内容について議論した。厚生労働省が提出した素案の20項目は基本的に了承された。ただ、支払側の幸野庄司委員(健康保険組合連合会理事)が、「保湿剤の適正な処方など医薬品の給付の在り方について検討する」ことを追加記載するよう主張。診療側は反対の姿勢を示し対立した。田辺国昭会長(東京大大学院教授)は会長預かりとして、次回までに厚労省と取り扱いを協議することとした。【ライター 設楽幸雄】
厚労省が提案した附帯意見の素案は、▽全般的事項▽働き方改革▽入院医療(2項目)▽DPC/PDPS▽かかりつけ機能・精神医療・生活習慣病等(6項目)▽医薬品の適正使用(3項目)▽歯科診療報酬(2項目)▽調剤報酬▽後発医薬品の使用促進▽医療技術の評価▽その他-で全20項目の構成。これらは基本的に了承された。
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