厚生労働省が29日の中央社会保険医療協議会・総会に示した2020年度診療報酬改定に関する個別改定項目(いわゆる短冊)には、回復期リハビリテーション病棟入院料の施設基準の見直しが盛り込まれた。リハビリテーションの効果にかかわる実績指数を同入院料1では「40以上」、同入院料3では「35以上」にそれぞれ引き上げる内容で、これに対する反対意見は出なかった。【松村秀士】
同入院料の施設基準については、同入院料1では「37以上」、同入院料3・5では「30以上」のリハビリテーション実績指数が設定されているが、同入院料2・4・6の評価体系には、この実績指数が組み込まれていない。
施設基準の見直しは、同入院料1と3の実績指数をより高くし、同入院料1・3・5でそれぞれ段階的に差をつけるというもの。一方、これまで支払側が要望していた同入院料2・4・6での実績指数の設定は見送られた。
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