2020年度の診療報酬改定では、地域包括ケア病棟を持つ許可病床400床以上の病院への評価を厳しくする。厚生労働省は29日、院内の一般病棟から転棟した患者の割合が6割以上の場合は地域包括ケア病棟入院料・入院医療管理料を減算することを中央社会保険医療協議会・総会に提案。また、400床以上の病院がこれらの新規の届け出をできなくすることも提案し、いずれも了承された。【松村秀士】
急性期治療を経過した患者らを受け入れるという地域包括ケア病棟の役割が偏りなく発揮されるよう、地域包括ケア病棟入院料と地域包括ケア入院医療管理料の要件を、20年度改定で見直す。
これらの診療報酬の施設基準に、許可病床400床以上の病院の病棟・病室に入院する患者のうち、院内の一般病棟から転棟した人が6割未満であることを加える。その上で、この基準のみを満たさない場合は減算の対象とする。減額幅は、2月上旬の答申の際に明らかにする。
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