日本医療機能評価機構はこのほど、薬の有効成分が少しずつ長時間放出され続けるように加工された徐放性製剤を粉砕して患者に投与した結果、有効成分が体内に急速に吸収されて血圧低下など身体に影響を来した事例の報告が、2014年1月から19年11月までに計4件あったことを明らかにした。こうした事例が発生した医療機関では、徐放性製剤を粉砕して投与してはいけないことを理解してもらったり、患者に処方されていた錠剤を病棟で初めて粉砕する際は粉砕してもいいかどうかを薬剤師に問い合わせるか、添付文書で確認したりするなど再発防止に努めているという。【松村秀士】
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