厚生労働省はこのほど、臓器移植希望者の選択基準の一部改正について全日本病院協会などに通知した。適合条件に合致する膵臓移植の希望者が複数いる場合、20歳未満のドナーから臓器提供があった際には20歳未満の希望者を優先的に選択する小児優先の仕組みを導入することとしている。適用は2月3日から。【松村秀士】
臓器の移植希望者(レシピエン卜)の選択は、厚労省の適応基準に基づいて実施されている。今回の選択基準の改正では、適合条件に合致する移植希望者が複数存在する場合の優先順位について、膵臓を提供するドナーが20歳未満であれば、選択時に20歳未満の希望者を優先する。また、膵臓の提供者が20歳未満の場合、選ばれた膵腎同時移植の待機者が20歳以上である一方、腎臓移植の待機リストで選ばれた希望者が20歳未満であれば、その希望者を優先する。
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