厚生労働省は、2018年度の医療費の地域差分析をまとめた。1人当たり医療費について、年齢調整した指数で示したもの。入院は、全国平均12万9506円に対し、地域差指数が最も高いのは鹿児島県の1.364、最も低いのは新潟県の0.821で、両者の差は0.543となった。入院外(調剤含む)は、全国平均17万1334円に対し、最高は佐賀県の1.085、最低は富山県の0.888で、両者の差は0.197。入院は新潟県に比べ鹿児島県が5割以上高く、入院外は富山県に比べ佐賀県が約2割高い。【ライター 設楽幸雄】
地域差分析は、市町村国保と後期高齢者医療の医療費を分析している。政府は、新経済・財政再生計画改革工程表で、年齢調整後の1人当たり医療費の地域差を23年度までに半減させることを目標としている。
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