厚生労働省は25日、社会保障審議会・医療保険部会に全世代型社会保障検討会議の中間報告の内容を報告した。大病院受診時の定額負担を200床以上の一般病院にまで拡大する方針に対して、反対論はなかった。しかし、増額分を公的医療保険の負担を軽減するよう改めることについては、日本医師会の委員が違和感があるとした。一方、経済団体の委員は、受診時定額負担も必要で引き続き議論することを求めた。【ライター 設楽幸雄】
中間報告は、大病院受診時の定額負担について、対象を200床以上の一般病院に拡大するとともに、初診時5,000円以上、再診時2,500円以上の負担額も増額し、増額分を「公的医療保険の負担を軽減するよう改める」こととした。
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