中央社会保険医療協議会は20日の総会で、1月から算定を凍結している「妊婦加算」について、2020年度診療報酬改定で廃止することで一致した。22年度以降の改定に向けて、新たな枠組みでの妊産婦診療への評価の在り方などを、「ゼロベース」で検討する。【松村秀士】
同加算の凍結を受けて、厚生労働省が2月に設置した「妊産婦に対する保健・医療体制の在り方に関する検討会」では、構成員から、妊産婦の診療に積極的な医療機関を増やして体制を強化すべきだとの指摘があったほか、妊産婦への診療体制などの周知や産婦人科の主治医とそれ以外の診療科との連携強化を求める意見が出た。
こうした意見などを踏まえ、厚労省は20日の総会で、妊産婦への診療の課題に対応することや、妊婦加算の今後の取り扱いを論点に挙げた。
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