中央社会保険医療協議会は18日の総会で、医療機関がポジトロン断層撮影(PET)を他院と共同で利用した場合、「入院中の他医療機関受診時の入院料」の減額を緩和することで大筋合意した。ガンマナイフなど高度な放射線治療機器の共同利用の場合と同様の対応で、より効率的なPETの利用を推進するのが目的。【松村秀士】
PETについては、入院中の患者が他の医療機関でその検査を受けた場合、入院する医療機関で同じ検査を受ける場合と比べて、入院料が減額されて診療報酬上の評価が低くなる。
10月23日の中医協・総会では厚生労働省が、PET検査を受けるために入院中の患者が他の医療機関を受診した場合、患者が入院する入院医療機関が算定する入院基本料などの減額措置について、高度な放射線治療機器と同様に減額を緩和することを提案した。
(残り536字 / 全887字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】
【関連キーワード】