中央社会保険医療協議会の保険医療材料専門部会は18日、2020年度の保険医療材料制度改革の骨子案をおおむね了承した。医療材料の保険収載後、適応追加などによって市場が拡大した場合、価格改定時に価格をさらに引き下げる「市場拡大再算定」を導入するなどとしている。同部会は骨子案を総会に報告し、了承された。【松村秀士】
同部会では、20年度の制度改革について、保険財源の重点的・効率的な配分を行う観点から、革新的な医療材料のイノベーションの評価をより一層充実させる方向で議論。一方で、適正な価格を設定する観点から、外国平均価格の比較水準や再算定の引き下げ率の上限、単価が著しく高い場合や保険収載後に市場が拡大した場合の対応なども検討した。
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