国立がん研究センター(国がん)は14日、がん診療連携拠点病院などで2010年から11年までに「がん」と診断された患者の5年後の相対生存率が66.4%だったと発表した。09年から10年までの前回集計の結果に比べて0.3ポイント上昇。ただ、部位別で見ると、膵臓は依然として10%にも満たない状況で、初集計の胆嚢も約30%にとどまっており、がんの早期の発見・治療につながる検査方法や治療法の開発が課題となっている。【松村秀士】
国がんが、10年から2年間のがん患者の65万19例(318施設)を対象に集計したところ、全ての部位の5年相対生存率は66.4%だった。性別の割合は、男性が58.2%、女性が41.8%。
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