中央社会保険医療協議会は11日の総会で、患者が紹介状を持たずに病床規模の大きな病院の外来を受診した場合の定額負担義務の対象病院を、一般病床200床以上の地域医療支援病院にまで広げることで大筋合意した。2020年度診療報酬改定での対応で、外来医療の機能分化・連携を進めるのが目的。ただ、診療側の委員は、対象を拡大することによって地域医療支援病院の数が減る恐れがあるとし、その動向を把握すべきだと指摘した。【松村秀士】
紹介状なしでの外来受診時の定額負担の対象は現在、特定機能病院と許可病床400床以上の地域医療支援病院だが、厚生労働省は10月30日の総会で、対象病院の拡大を提案した。委員からも、「対象医療機関のさらなる拡大を検討する必要がある」「200床以上の地域医療支援病院に拡大すべき」といった意見が出た。
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