入院5日までの手術などを評価する「短期滞在手術等基本料3」の各点数の設定について、厚生労働省は6日の中央社会保険医療協議会・総会で、手術ごとの平均在院日数などを踏まえて見直すことを論点に挙げた。同基本料3の対象となる手術症例の平均在院日数が3日を下回っているケースがあることから、2020年度診療報酬改定で実態に基づいた評価にする提案で、これに対して委員から異論はなく、大筋で了承された。【松村秀士】
同基本料は、短期滞在手術を行うための環境や、当該手術を実施するのに必要な術前・術後管理、定型的な検査、画像診断などを包括的に評価するもの。10月の消費税率引き上げに伴う臨時の診療報酬改定を受け、対象の手術などが日帰りなら同基本料1(2,947点)、「1泊2日」の場合は同基本料2(5,075点)、「4泊5日まで」の場合は同基本料3を医療機関は算定できる。同基本料3は現在、27の手術・検査が算定の対象となっており、各手術などで点数が設定されている。
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