厚生労働省は5日の社会保障審議会・介護保険部会に、次期介護保険制度改正に向けた「論点ごとの議論の状況」を示した。これまでの議論について検討テーマごとに整理を行い、年末の取りまとめに向けたさらなる議論を求めた。【齋藤栄子】
これまでの議論を通じて、▽ケアマネジメントに関する給付の在り方▽軽度者への生活援助サービス等に関する給付の在り方▽「現役並み所得」「一定以上所得」の判断基準-などを、さらなる論点に挙げた。
ケアマネジメントに関する給付の在り方では、これまでの議論も踏まえつつ、▽医療との連携やインフォーマルサービス等の活用など、ケアマネジメントが担う役割の変化▽ケアマネジャーの処遇改善や事務負担の軽減等により、その力を十分に発揮できる環境を整備し、自立支援・重度化防止の実現に向けた質の高いケアマネジメントを実現していく観点-などについてどのように考えるか、厚労省は意見を求めた。
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