厚生労働省は4日、中央社会保険医療協議会の総会で、月1回に限り算定することができる血液形態・機能検査のヘモグロビンA1cについて、治療抵抗性統合失調症治療薬クロザピンを投与中のヘモグロビンA1cの測定で4週ごとに測定が求められる症例があることを踏まえ、「クロザピンを投与中の患者に限り、ヘモグロビンA1cの算定頻度の見直しを検討してはどうか」と提案した。【新井哉】
クロザピンの重篤な副作用には、高血糖や糖尿病性ケトアシドーシスなどがあり、ヘモグロビンA1cが6.0%(NGSP)以上では、投与開始後から4週ごとに採血をしてヘモグロビンA1cを確認する必要があるが、血液形態・機能検査に関する算定頻度との整合性に課題があった。
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