中央社会保険医療協議会・保険医療材料専門部会は29日、次期材料価格制度改正についてのこれまでの議論を踏まえ、業界団体から意見を聞いた。外国価格調整の比較水準の見直しには反対、原価計算方式の加算を価格全体とすることには賛成、市場拡大再算定の導入は慎重な検討が必要、がん遺伝子検査の点数組み換えは反対、著しく高額な製品への加算の傾斜配分も反対、などとした。次回には、厚生労働省が改正の骨子案を提示する。【ライター 設楽幸雄】
保険医療材料の新規収載時の外国価格調整は、現行では外国平均価格の1.3倍を上回ると引き下げ調整される。
厚労省は、この1.3倍の見直しを論点にしている。引き下げの方向だが、業界側は1.3倍を維持することを要望した。
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