がんの薬物治療では、同じがん種でも遺伝子変異の違いによって使用する薬剤が決定されるようになり、薬剤選択を行うための遺伝子検査も多数登場している。すでにがん遺伝子検査は20種類あり、今後も拡大する状況だ。このため、がん遺伝子検査の点数設定を、これまでの個別検査ごとでなく、医薬品の適応判定の補助とそれ以外、処理が容易なものとそれ以外に分類し、それらの組み合わせで行う。また、適応追加による市場拡大に対して、医薬品と同様の再算定を導入する。27日の中央社会保険医療協議会・総会で了承された。【ライター 設楽幸雄】
がん遺伝子検査は、同じがん種に対して同時に行う可能性のあるものも増加している。そのため、前回の診療報酬改定では、患者から1回に採取した組織で同一がん種に対して遺伝子検査を実施した場合の点数に上限を設定した。
(残り1594字 / 全1950字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】
【関連キーワード】