厚生労働省は27日、「在宅医療及び医療・介護連携に関するワーキンググループ」(WG)の第10回会合で、第7次医療計画の中間見直しに向けて、在宅医療の整備状況を評価するための方向性について議論を促した。しかし、複数の構成員が医療計画に数値目標を盛り込むべきだとしている訪問看護に関係する項目や訪問診療を受けた患者数の扱いについて、厚労省は第8次医療計画への検討課題として先送りする姿勢を示した。【吉木ちひろ】
都道府県が策定している第7次医療計画には、地域医療構想で推計した将来の訪問診療の需要に対応するために「訪問診療を実施している診療所、病院数に関する具体的な数値目標」と「その達成に向けた施策」を原則記載することが定められている。
WGは同省医政局の「医療計画の見直し等に関する検討会」の下部組織。第7次医療計画の中間見直しで反映が必要な「在宅医療の整備の進捗状況」「医療・介護の体制整備に関する課題」などの事項について集中的に議論してきた。
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