安倍晋三首相を議長とする全世代型社会保障検討会議が年末の中間報告に向けて実施した三師会からのヒアリングで、日本医師会の横倉義武会長が、後期高齢者医療の窓口負担2割に賛成の考えを示したことが明らかになった。11月8日の議事録によると、複数の構成員から質問が出され、横倉会長が答えた。関係者の多くが賛同する形となり、同会議の年末の中間報告に盛り込まれる可能性が高くなった。【ライター 設楽幸雄】
全世代型社会保障検討会議は、年内の中間報告に向け、これまでに3回の会議を重ねてきた。21日の第3回会議では、安倍首相が「年末に中間報告」とする考えを示した。最終の取りまとめは来年夏としている。
検討会議は、9月20日の第1回会議から「給付と負担の見直し」が中心的なテーマとなり、その中でも、後期高齢者医療の窓口負担2割の導入が各構成員の大きな関心事となっていた。
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