厚生労働省は20日の中央社会保険医療協議会・総会に、ハイリスク分娩管理加算などの要件を2020年度の診療報酬改定で緩和することを論点に挙げた。精神疾患を有する妊産婦への医療提供に関する評価を充実させるため、精神病棟でも算定できるように見直すといった提案。また、ハイリスク妊産婦連携指導料の施設基準の緩和案も示し、いずれも大筋で了承された。【松村秀士】
ハイリスク分娩管理加算は、産科の体制を備えている医療機関がハイリスクの妊産婦に対して分娩管理を行った場合の評価。現行では精神病棟では算定できないが、厚労省によると、妊産婦が重度の精神疾患を患っていることで、精神病棟での産褥期管理が望ましいハイリスク産褥婦への対応の事例がある。
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