厚生労働省は13日の中央社会保険医療協議会・総会で、在宅での自己導尿に関する特殊カテーテル加算のうち、親水性コーティングが施されている間歇導尿用ディスポーザブルカテーテルにかかわる評価を充実させることを提案した。尿路感染症リスクの低減効果が期待できる親水性コーティングカテーテルの利用を促進させるのが目的で、厚労省案に明確な反対意見は出なかった。【松村秀士】
在宅で自己導尿が必要な患者のうち、特に脊髄損傷や二分脊椎などで長期間にわたる導尿が必要な患者は、尿路感染症の反復によって腎機能障害などを引き起こす恐れがある。そのため、そのリスクの低減には、高機能なカテーテルの使用による尿路感染症の予防効果が期待されている。厚労省によると、親水性コーティングカテーテルは非親水性のものと比べて、尿路感染症の予防効果が高いことが報告されているが、他よりもコストが掛かる。
(残り334字 / 全714字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】
【関連キーワード】